こんにちは!
経済学部一年の十河恵実と申します。私は神戸市出身で、大学入学と同時に東京に上京してきました。関西にいた時は東京に行きたくて仕方なかったのですが、いざ東京に来てみると関西が恋しくなったり、帰省で関西に帰ると東京が恋しくなったりと、遠く離れた土地を羨ましく思ってしまう傾向にあるようです。
というわけで、今回私は東京と関西の3つの違いについてお話ししたいと思います。まず第一に違うのは言葉です。上京する前は標準語に違和感を感じるのかなと予想していたのですが、案外すぐ順応し、今では関西弁と標準語を使い分けて話すことができるようになりました。人は言語を話す時、話す相手のイントネーションや話し方を真似しているのだなと思います。これは方言に限らず、外国語にも当てはまります。高校2年生の時、私の母校に留学生が来ました。彼女と仲良くなり、行動を共にするうちに、言葉を発する時に出てくる単語や文章が全て英語になるという現象が起きるようになりました。言語や方言が違う場合、人間は話し手が聞きやすいように、話し手に合わせた話し方、口調、言語でコミュニケーションをするのだなと常々思います。
第二に、関西と東京で違う点は味付けです。私は今ご飯付きの学生マンションに住んでおり、現在わたしはマンションのご飯か外食、又はお店で買ったお惣菜を食べて暮らしています。どのご飯も美味しく頂いているのですが、どれも全て味付けが濃いと感じます。もちろん外で買ったものなので味付けは濃いのですが、それでもやはり関西より味付けが濃いと思います。カップラーメンですら関西より味が濃いです。濃い味も美味しいですが、自分が慣れ親しんだ味が恋しいと感じる毎日です。ただ、前述した通り私は学生マンションに住んでおり、毎日のご飯を10人以上の友達と一緒に食べています。毎日のご飯がとても楽しく、この日々のご飯は今の生活で気に入っているポイントの一つです。実家にいた時は家族と一緒に食べるタイミングが合わず、1人でご飯を食べることが多かったので、マンションで友達とご飯を食べることが日々の幸せとなっています。味が少し濃くても構いません(笑)
そして、東京に来て私が1番感じた関西との違いは、緑の少なさです。関西はとても緑が多く、大阪、兵庫、京都は都心から電車で20分も移動するとすぐに山や森に行くことができます。関西の方がゴルフがしやすいといわれる理由はここにあります。東京、特に23区内は緑がとても少なく、人工的に緑が作られている傾向にあるようです。皇居や新宿御苑などの、高層ビルに囲まれた緑は東京ならではのものだと思います。高層ビルと緑が隣接する様はそれはそれで美しいですが、近くに自然があった環境で生まれ育った私からすると、少し不自然に感じられる時もあります。ただ、どちらが良いとか悪いとかではなく、私はどちらも好きで、今では関西も東京も両方が私の帰る家となっています。上記で挙げた3つの差以外にもたくさんの違いがあります。上京したての時は関西とのギャップに戸惑っていたこともありましたが、今では大方の事に順応したと思っています。
この1年は生活が一変した年で、今までの生活と何もかもが違う年でした。親元を離れ、地元や高校の友達から離れ、6年ぶりの共学生活や初めてのバイトやゴルフ、一人暮らし、ゼロからの人間関係の構築など、多くの不慣れな事に戸惑うばかりの日々でした。もう少し器用に上手くやれていただろうに…という後悔も沢山あります。ですが、1年東京で大学生活を送る中で気づいた学びや経験は、私の狭い世界や価値観を少しずつ大きくしてくれました。これからも大きくしてくれるものだと信じて、ゴルフも含めてこれからも頑張っていきたいと思います。