1年部員日記 大塚栞

はじめまして!今回の日記の担当の、社会学部1年の大塚栞です。
 
 
 
現在は長い長い春休みを謳歌している最中であり、本を読んだりNetflixを観漁ったり、ゴルフを除けばかなりインドアな生活を送っております。
 
 
 
私は社会学部に在籍していますが、実際この一年間では必修の英語のPACEの課題に追われたり、ドイツ語のテストに苦しんだり、チャンバラに取り組んだりとあまり社会学を深掘りすることができませんでした。(言い訳ですね汗)
 
そのため、社会学部って何するの?という問いに自分でも答えられず、専攻したい分野も見つからず少し後悔の残る一年となってしまいました。
 
なので、この冬は社会学部の扱う分野、社会科学全般(社会学に留まりません)を広く知ろうということで社会科学の本を読み知見を広げる所存でございます。
 
 
 
その中でよかった本をここでおすすめさせていただきたいと思います。
 
 
1冊目は河出書房新社から出ている『ドーナツ経済学が世界を救う 人類と地球のためのパラダイムシフト』です。(ケイト・ラワース 著、黒輪篤嗣 訳)
この本は、資本主義経済における従来の考え方に新しい経済モデルを提示したことで有名なものであり、講義でも扱われていました。
わたしは経済学、と聞くと「なんか難しそう…?」と思ってしまうほど経済学を食わず嫌いしていたのですが笑、この本は経済の仕組みをいかに初学者に図で伝えるかということを考えられていたので分かりやすかったです。
 
社会学が扱う社会問題の背景には必ずと言っていいほど経済の仕組み・問題が潜んでいます。そのため、社会学の学際性を感じると共に、経済学におけるパラダイムシフトが社会のパラダイムシフトを引き起こすのではないかと思いました。経済学から社会学を見るのも、社会学から経済学を見るのにもおすすめの本です。
 
 
2冊目は光文社の『炎上CMでよみとくジェンダー論』です。この本の著者は東大で教授を務める瀬地山角さんです。
ジェンダー論と聞くと、ウッと思ってしまう方も中にはいらっしゃるのかもしれません。CMなどがジェンダーの観点からSNSで炎上することで、ジェンダー論・フェミニズムがあたかもインターネットミームのように扱われてしまうという悪循環が生まれているように感じます。
 
この本は炎上したCMの特性を4つに分け、何がダメだったのか、またどうすれば炎上しなかったのかということを考察します。意図せず炎上してしまうという根本的な原因にはジェンダーに対する認知の甘さがあります。この本はジェンダー論の入門書になり得るほど、いちからそれらについて説明と著者の見解があるのでおすすめです
 
 
 
随分硬いテーマになってしまいましたが、学問は知れば知るほど楽しいですね!
ぜひおすすめの本があったら私に教えてください。
 
 
 
 
 
最後になりますが、この1年最もハマったことといえばゴルフになります。なんとなく新歓に行ったゴルフ部ですが、先輩や同期の人柄に魅了され今では楽しくみんなでゴルフができています。先輩や同期にはいつも感謝しています。
 
あと数ヶ月で後輩ができるので、自分も後輩にゴルフの素晴らしさと楽しさが伝えられるよう上達していけたらなと思います。
 
 
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。