ゴルフの魅力 (板橋ver.)

 こんにちは。主将であり同期の園田からパスを受けました、副将の板橋です。自らにとっては引退試合となる秋季ブロック対抗戦に向け、心身ともに万全の態勢で臨むべく日々を過ごしています。
 
 今さらりと触れましたが、一橋大学体育会ゴルフ部の部員でいられるのも残りわずかとなりました。まだ鮮明に入部当初の頃も思い出され、時の流れの早さを感じずにはいられません。僕がマイペースだからでしょうか …
 
 さて、最後となる部員日記、何を書こうか非常に悩みましたが、10年以上ゴルフに触れてきた身として、ゴルフの魅力について改めて語りたいと思います。昨年以降、部員間の直接的な交流が急速に失われたこともあり、ゴルフの面白さ・楽しさを伝える機会が減ってしまいました。語り部としてはもう我慢の限界です。この場をお借りして2つほど、ご紹介したいと思います。
 
 1つ目は、「頭をフル回転させられる」ところです。ゴルフをプレーする際には、ホール全体を俯瞰した上で、その日の調子や自然環境(天気、気温、風など)から状況判断をし、リスク・リターンを考えて総合的にベストとなる戦略を立案・実行します。これを18ホール、昼食休憩を挟んで5時間近くも行うわけです。ゴルフというスポーツの性格上、戦略通りにいかないことも多々ありますが、それを乗り越えた先では、コース設計者に勝ったような強い高揚感を味わえます。その何ものにも代え難い感情を追い求めてゴルフをし続けている、と言っても過言ではありません(笑)。
 
 2つ目は、「いくつになっても楽しめる」ところです。テクノロジーの発達に伴い、体力の差を埋めてくれるようなゴルフクラブがたくさん出回るようになりました。「ゴルフは飛距離じゃない」とは良く言われる話ですが、本当にそう思います。ある種の勘も大切で、これは経験に裏打ちされるものです。タイガー・ウッズが幾多の手術を経て復活優勝を果たした2019年マスターズ・トーナメント、彼の長年のライバルであるフィル・ミケルソンが51歳を目前にタイトルを獲得した2021年全米プロゴルフ選手権は、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。また、ゴルフは技量の異なるプレーヤー同士が対等に戦えるスポーツでもあります。ティーイングエリアは複数箇所に設置されており、ハンディキャップを利用すれば「ゴルフの出来」を純粋に競い合うことも可能です。このように、年齢・性別や実力によらず同じフィールドでスポーツを楽しめるのは、ゴルフならではの魅力と言えます。
 
 「自然豊かな場所に身を置ける」「メンタルが鍛えられる」など、他にも様々な魅力が詰まっているゴルフ。しかしながら、この場で全てを語り尽くすことはできません。将来ユーチューバーになるようなことがあれば、そこで完結させたいと思います。グッドボタン・チャンネル登録、よろしくお願いします。
 
 以上、心赴くままの乱筆乱文、ご容赦くださいますよう。
 
 次の部員日記は、同じく語り部の副将である岡野に回します。
 
(1991年、弱冠20歳にしてPGAツアーのタイトルを手にしたフィル・ミケルソン)
 
(初優勝から30年後、2021年全米プロゴルフ選手権に勝利したフィル・ミケルソン)