寄生

こんにちは。

数少ない上京組の1人として、同期のしほからバトンを受け取った山本陸馬です。

私の地元は岡山県の倉敷市というところで、私も今年の夏に1ヶ月ほど帰省をしていました。

なので、私も地元の魅力や帰省中の思い出をいくつか綴ろうかと思いましたが、そのどれよりもインパクトのあった「寄生」についての出来事が東京に戻ってから起こったので、今回はそれについて書かせていただきます。

帰京後わずか2日目、8月31日のことです。夜中、ベッドに横たわっていた私がふと横に目を向けると、机の下で動いている怪しげな黒い影を発見しました。その影はおよそ新品の消しゴムほどの大きさで、妙な光沢を放っており、じっと観察してみると、二本の長いツノをピクピク動かしながら、走っては止まり走っては止まりを繰り返していました。

家の中に奴が現れたのは上京してから初めてだったので、私は緊張を紛らわすためなのか、「なるほどねぇ…」という謎の独り言を放ち、しばらく天井を仰ぎ見ていました。

それから数分後でしょうか。決心がついた私は、再び奴の居場所を確認すると、ゆっくりとベッドから上体を起こし、臨戦態勢を整え始めました。

地元が田舎ということもあり、実家で奴の駆除は何度か経験していたため、このぐらい余裕だと思っていましたが、狭い1Rの中で奴と対峙する迫力はなかなかのものです。

しかも、実家にいた時は殺虫剤で弱らせてからティッシュでくるむのがルーティーンでしたが、今回はその殺虫剤がありません。

したがって、私はティッシュ3枚のみを片手に装備し、一気に飛びついて一発で仕留めることにしました。

3、2、1・・0!ガバッと勢いよくティッシュで覆い被そうとしましたが、奴は私の手を見事なテクニックでかわし、凄まじい逃げ足でとうとうクローゼットの奥へと隠れてしまいました。

私も根気よく追ってやろうかと思いましたが、その時点で既に時計は1時を過ぎていたため、今回は一旦休戦し、また明日仕留めてやろうということでその日は床に就きました。

翌朝7時、私は早速クローゼットの探索を始めました。それから約10分後、クローゼットの荷物の半分ほどを外に出したところで、とうとう奴が顔を出しました。素手では倒せないと前日に学習した私は、近くにあったパターを取り出し(ゴルフ部でよかった笑)、木っ端微塵に叩き潰す作戦に変更しました。今回こそは気づかれないよう、そっと背後から近づき、一気にドンドンドンッ!パターは見事にジャストミートし、私はついに奴に勝利することができました。

清々しい表情で遺体をティッシュで処理すると、私はそのままの足で近所のドラッグストアへと向かい、念のためにゴキジェットと再発防止用のカプセル殺虫剤数個を購入し、家のいたるところに配置しました。

あの出来事から1ヶ月、我が家では未だ新たな敵は出てきていません。

しかし、いつ現れてもいいようイメージトレーニングは欠かさず行っています。

調べたところによると、奴らは水回りに発生しやすいみたいなので、皆さんもお気をつけください。

ということで、次回の日記は、汚い虫とは無縁そうな都会育ちの當間くんに任せようと思うので、よろしくお願いします!